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2010年8月

2010年8月30日 (月)

こんな時におかしな民主党代表選挙?

 こんにちは、中山成彬です。

 口蹄疫の発生から4ヶ月余り、約29万頭の家畜の殺処分を余儀なくされた口蹄疫問題は27日、東国原知事がその終息を宣言しました。29日には高千穂町で子牛のセリが再開され、他の県内市場でも順次始まります。

 家族同様に育ててきた家畜を処分された農家の方には改めてお見舞いを申し上げ、長い間作業にたずさわってこられた関係者に心からご苦労様と申し上げます。また、関係する業者や地域の商売の皆様への影響も大変なものがありました。これからもその復興には大変な苦労と長い時間がかかるものと思われますが、元気を出して新たな一歩を踏み出さなければなりません。

 これまで、宮崎県に対してさまざまな形でご支援をいただいた全国の皆様にも心から感謝申し上げます。しかしまだ、風評も残り、元通りになるには時間がかかると思われます。皆様にはぜひ宮崎県産の農産物に手を伸ばしていただき、更に宮崎への旅行を計画していただくなど温かいご支援を心からお願い申し上げます。

 また、宮崎県は復興のための基金を設立することにしており、国に対しても300億円の基金を要請しております。どこに発生してもおかしくない口蹄疫です。二度と発生しないための予防処置と共に、発生した場合には国をあげてバックアップするという強い姿勢を見せてもらいたいものです。

 さて、日本経済も円高と株安で悲鳴が上がっています。諸外国に比べて決して順調とはいえない日本経済です。まして大変な借金を抱えた国家財政を考えると、円高と言うのはおかしな現象ですが、深く国際経済に取り込まれている日本経済であり、各国の思感も複雑にからんでいます。社会主義的バラマキ政権である民主党の経済無策を見越した動きもみられます。子供手当てや高校の授業料無償化などの政策では、実態経済にお金が出てきません。そのほとんどが貯蓄に廻り、銀行等による国債購入となり、それを元に政府予算として循環するということでは今のデフレスパイラルを是正することは困難です。

 円の価値を堅持することをその使命としている日銀としては円高はむしろ好ましいものでしょう。しかし、このままでは円を守って日本経済が死んでしまいます。デフレの中で人々が財布のひもを締め、企業が設備投資を躊躇している今は、金融を緩和しても、なかなか資金需要は生まれません。外資系ファンドの企業買収や土地、マンション購入資金になる可能性も大です。金融と財政が一体になって、政府が先頭に立って仕事を作り出していくことが必要です。私が唱えている政府紙幣の発行(政府に支出枠を付与する)か、日銀引受けの無利子国債(返済の必要がない)の発行によって、必要な公共事業や研究開発投資を行い、需給ギャップを埋めてインフレ基調に持っていくことが緊急に求められているのです。

 このまま、円高が続けば企業は国内に見切りをつけて、外国へ出ていくでしょう。円高還元セールが行われていますが、今売る物は以前に輸入したものであり、儲かるわけではありません。そうでもしなければ売れないことが問題であり、企業の体力をそぎ落としています。現時点の円高は、国内で生産する農産物や商品の売上減を通じて生産者の収入が減少し、企業の海外移転は雇用を減らし、日本経済の縮小をもたらします。新興国が力をつけてきている現在は、1日も早くこの円高を是正しないと、日本経済は一気に崩壊に向かうおそれがあります。そして、その後円安となっても、空洞化した日本経済は立ち直れず外貨準備も減少していくでしょう。

 このような経済危機のときに民主党の代表選挙が行われます。小沢氏が立候補するということで大変驚きました。立候補せざるをえない事情があるのでしょうが、立候補を許す民主党は感覚が狂っているとしか思えません。さらにおかしいのは鳩山前首相で、菅支持から小沢支持に急変しました。いつもの事といえばそれまでですが、これも何か事情があるのでしょうか。自分を総理にしてくれた恩義があるというなら、なぜ3ヶ月前、小沢氏を道ずれにして辞任したのでしょう。軽井沢の別荘で国民の「お暮らしが第一」とわざわざ「お」をつけた発言に虚しいものを感じました。

 日本の政治がおかしくなっています。世論調査では圧倒的に菅有利ですが、国会議員中心の代表選挙ですから、どうなるかはわかりません。小沢チルドレンといわれる140人もの新人議員はほとほと弱り抜いていることでしょう。どっちが代表・総理になっても国民は浮かばれません。政界再編云々が言われますが、そもそも選挙互助会的な民主党であり、簡単に分裂するとは思えません。しかし、分裂するような大変な政治力学が働かないと日本が危ないのは事実です。

 菅首相はにわかに中小企業を視察したりして、相変らずパフォーマンスを演じています。学生運動から市民運動家として、国家というものを打ち壊すことを目指してきた菅氏です。その打ち壊す   対象であった国のトップに立ってしまったことの戸惑いがその表情から感じられます。この国をどうするかという目指すべき国家像もなく、打つべき政策も考えられない今は、1日でも長く総理の座にとどまっていることが自己目的化しているのでしょう。

 こういう見識も経綸もない総理をこの国家存亡のときにトップにいただいている日本国民の不幸を思わざるをえません。この代表選挙が民主党の終わりの始めになってほしいと願っています。

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2010年8月18日 (水)

終らざる夏

 こんにちは、中山成彬です。

 例年なら8月に入ると朝晩は涼しささえ感じる宮崎ですが、今年はお盆を過ぎてもまだ熱気が篭(こも)っています。一方で台風も来ず、雷もほとんど鳴りません。全国的にも暑い夏が居座っているようです

 世界的にも異常気象が続いているようで、ロシアは高温により火災が発生し、中国やパキスタン、バングラデッシュの豪雨、洪水では貧しい人々が犠牲になっています。ロシアの穀物禁輸は食糧自給率の低い日本としてもよくよく考えどころです。しかし、今年の宮崎の早場米は一俵5,000円しかせず、農家は泣いています。今、米余りで作られている米粉パンも美味しいですが、米飯と味噌汁、野菜を基本とした食事が日本人には合っている、ガンや成人病予防にもなると専門家は言っていますが、子供の頃からの食生活を変えるのはなかなか難しいですね。

 日本社会もすっかりおかしくなっています。子供の虐待死が連日報道されていましたが、最近は高齢者の行方不明がもっぱらの話題です。田舎ではお年寄りの一人暮らしも多いのですが、まだ周りの目があります。都会の一人暮らしは孤独感が強いように思います。他人にあまり干渉しない風潮に加え、社会全体に余裕がなくなっているのでしょうが、子供やお年寄りにもっと温かい目を注いでいかなければと思います。

 命の大切さを教えず、自分さえよければという戦後教育の長年の積み重ねが今の社会になっています。自分が幸せになるためには周りの人も幸せにならなければならないという当たり前のことをもう一度皆で確認しなければなりません。

 ところで、10日には日韓併合100周年ということで謝罪談話が出されました。15日の終戦(敗戦)記念日には大臣以下副大臣、政務官誰一人として靖国神社に参拝しなかったそうです。韓国には痛切なお詫びをするのに、日本のために命を捧げた英霊には感謝の気持ちを持たない民主党政権です。A級戦犯が祀ってあるからという、東京裁判史観に囚われ、歴史を直視しようとしない政治家が多いのが現実です。これでは英霊は浮かばれませんし、日本が救われる筈がありません。

 タイミングを合わせたように出版された「朝日新聞が報道した日韓併合の真実」(水間政憲著)と「終わらざる夏」(浅田次郎著)を読みました。「日韓併合の真実」は戦前の朝日新聞が朝鮮をどう報じていたか、第一次資料に直接当たっての解説は説得力があります。ぜひ全国民に読んでもらいたいと思います。日韓の歴史認識が目からうろこが落ちるように変わることは間違いありません。

 もう一冊の「終わらざる夏」、私は浅田次郎さんの長年の愛読者ですが、また素晴らしい本を出されました。昭和20年8月18日(まさに65年前の今日です)、終戦3日後、突如として北千島の占守(シュムシュ)島に攻めこんできたソ連軍を打ち負かした、ほとんど知られていない日本軍の戦いを、3人の召集兵を中心に銃後の家族、疎開児童、ドイツ戦から極東まで転戦させられるソ連兵まで登場させた重厚な小説です。大変な取材だったろうと思いますが、いつものように泣かせてもらいましたが、それ以上に考えさせられました。

 私は以前ブログにも書きましたが、この戦いの総司令官樋口季一郎中将が戦後13年過ごされた宮崎県小林市は私の故郷で、この占守島の戦いに関心を持っていました。樋口中将は戦後、ソ連から戦犯として引き渡しを要求されましたが、満州の特務機関長の時、ナチスに追われ、ソ満国境に逃げてきたユダヤ人2万人を救ったことがあり、その恩をユダヤ人が忘れず、国際世論を巻き起こして助けたという話も聞いた事があります。

 日ソ不可侵条約を一方的に破棄して満州に攻め入り、北海道を占領しようとしたソ連の目論みを見事に打ち砕いた勝利でした。一方で原爆が投下され、米ソの冷戦が早くも始まっていたこと、北方四島の返還を含め、まだあの夏は終わっていない事を改めて思いました。

 勝ち戦にも拘らず、停戦を命ぜられ、そのままシベリアに抑留され、強制労働に従事させられた兵隊さん達、さぞかし無念だったろうと思います。極寒の中、沢山の人が死に、生き延びて祖国の土を踏んだ人達も90歳前後の高齢になっています。報道されませんでしたが、今年の靖国は大変な人出でした。若い人に混じって高齢の方の参列も目を引きましが、どういう思いで参拝しておられたのでしょう。

 最近、日本とアメリカが戦争した事も知らない若い人が増えています。歴史を学ばず、先人の苦難を知らないこの国の行末が案じられます。なんとかならないものかと歯がゆい思いで真っ青な夏空を仰いでいます。

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2010年8月 2日 (月)

残暑お見舞い申し上げます。

 こんにちは、中山成彬です。

 選挙直後は挨拶文はもとよりブログでのお礼も違反ということで自粛しておりましたが、月が変わりましたので、ブログを再開させていただきます。
 
 全国的に猛暑が続き、熱中症に倒れる人も多い今年の夏です。宮崎は青い空に白い雲、典型的な夏空がひろがっています。

 日本政界を黒く覆っていた日本解体につながる諸法案が参議院選挙の結果、民主党の敗北により、一時的にせよどこかに消えたみたいでほっとしています。もし、民主党が単独で過半数を占めていたら、民意を得たということで、これらの法案を強引に成立させていたことでしょう。

 私は、この民主党の裏マニフェストともいうべき法案の危険性を少しでも有権者に理解していただくために、急遽「たちあがれ日本」から立候補致しました。皆様のご支援をいただきながら期待を裏切る結果になりまして、心からお詫び申し上げます。

 その解体法案を着々と準備していた千葉景子法務大臣が落選したのはよかったのですが、留任というのはなんとも理解できません。しかも、死刑廃止論者で知られていましたが、急に2人の死刑を執行しました。今日からの予算委員会等で集中砲火を浴びることになるでしょう。

 一方、山梨県は、私も宮川候補の応援に二度行きましたが、輿石東氏に3,000票差で逃げ切られてしまいました。日教組の親分であり民主党参議院のドン、まさに今参議院選挙の天王山と言われていただけに残念でした。山梨県は、衆議院三小選挙区支部とも支部長が決まっていなかったことが最後の踏ん張りがきかなかった原因だと思います。自民党の参議院候補は、特に新人の場合、手足となって働いてくれる後援会が弱く、衆議院の先生に頼らざるをえないのです。

 それにしても、みんなの党の躍進振りには予想されていたとはいえ驚きました。「アジェンダ、アジェンダ」と叫び、折からの菅総理の消費税発言を踏まえて、「増税の前にやることがあるだろう」という単純なメッセージは有権者の心を揺さぶるに十分でした。しかし、まだ埋蔵金が20兆円もあるというに至っては、徳川幕府の埋蔵金が日光の山に眠っているという部類の話です。昨年は民主党、今年はみんなの党にだまされました。

 さて、これから日本政界はどう動いていくのか、菅総理がどこまで続くのか、菅総理は攻めには強いが、守りにはまったく弱いようです。ゲバ棒を振っていた過去からか、壊すことに関心があっても、何かを創り出すことは苦手なのでしょう。何かをなし遂げるという情熱なくしては政権維持は難しいと思います。

 消費税発言について言えば、長期政権を考えた場合、財政再建、なかんずく消費税の増税は避けられないと見て、折からの高支持率もあり、増税について発言してもそれ程の悪影響はないと踏んだのでしょう。しかし、その結果、消費税論議は自民党が協議に乗ってこないかぎり、当分先送りとなりました。子供手当等のバラマキに使われるのでは国民も納得しないでしょう。

 差し迫っている来年度予算の編成は極めて難しいものになっています。景気の動向からして、税収は今年の37兆円から増えることは期待できません。そして国債発行が今年度の44兆円を大幅に超えることは避けられません。次年度以降もこの傾向は変わらず、日本の財政は行き詰まって行きます。世界からも特別の目で見られています。IMF管理などという屈辱的な議論も出てきます。日本という国は、外圧頼みでしか大きな改革はできないのでしょうか。

 外圧といえば中国等からの陰に陽に亘る侵食も気になります。日本の企業を次々に買い、ホテルやマンション等も言い値で買っているそうです。遊説中聞きましたが、富士山の麓も買い占められているとか。入管の審査も甘く、入国した中国人がそのまま生活保護を申請するというケースも報道されています。韓国も国家ファンドを作って日本企業を買収しています。長引くデフレ化で体力を消耗した日本の企業は、つい安易な道を選択しがちです。雇用も年々悪化しています。一日も早いデフレ脱却の為の大胆な景気対策が緊急の課題となっています。

 今後の国会運営を見通すと、参議院で過半数を割り、衆議院で3分の2の多数を占めない与党は、秋の臨時国会は乗り切っても、来年の通常国会の予算審議で行き詰まりそうです。政局運営に不慣れな現政権が早晩立ち往生することは目に見えています。果たして民主党に手を貸す政党が出てくるのか、政界再編にまで進むのか。その前に民主党の代表選挙も一波乱ありそうです。

 普天間問題も先送りされるようですが、先送りすることで展望が開けるわけではありません。近隣諸国をはじめ、世界の日本を見る目はルーピーが日本の政治全体の形容詞とならないとも限りません。

 私の地元宮崎は、口蹄疫の移動制限がやっと解除されました。「脱官僚」、「政治主導」を掲げる民主党政権の下で、指示待ちになっている官僚達の初動態勢の遅れが感染の拡大を招き、莫大な費用と労力を要する結果となりました。まさに、政権交代のはざまの中で、宮崎県民が犠牲者になりました。県外への感染を防げた事がせめてものなぐさめでした。

 たくさんのお見舞いや義援金が今もなお宮崎県に寄せられています。県民の一人として、全国の皆様の温かい心に感謝申し上げます。ほとんどゴーストタウン化した地域もあります。畜産農家の立ち直りには時間がかかります。経済的に落ち込んでいる宮崎県には自助努力と共に中央からの支援も必要です。しかし、民主党は宮崎県の要望している基金設立には消極的です。国民の生活が第一と言いながら、地方に冷たい政権のようです。日々国益を損ねている民主党政権は一日も早く退陣してもらわなければなりません。

 私は「元気を出そう日本!」「がんばろう宮崎!」をスローガンに新たな決意を持って、これからも頑張って参ります。

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