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2010年5月

2010年5月31日 (月)

いたずらに沖縄県民の心を乱し日本の安全保障を危うくする鳩山首相

 こんにちは、中山成彬です。

 私が3年間のワシントン勤務を終えて、帰国後配属されたのが大蔵省主計局の防衛担当でした。防衛予算と共に防衛施設庁の予算も担当する事になった私は、沖縄における米軍基地の統廃合「リロケーション」を進める事となりました。

 嘉手納基地から巨大な腹を見せて飛び立つ重爆撃機、山蔭から突然現れ、腰を抜かしそうになった対戦車ヘリコプターAH-1Sの巨体、もう30年以上前の事になりますが、初めて沖縄を訪れた時の衝撃を今でも鮮明に覚えています。昭和47年の沖縄返還から程なく、まだ戦場にいるような気持ちで、沖縄の人々の日々の重圧を体で感じたものです。

 キャンプハンセン、牧港等米軍基地の返還は難航を重ねながら少しずつでも進んできました。しかし、周囲が市街化した普天間飛行場は事故の危険性が非常に高く、一日も早い返還が望まれてきました。長い間の慎重な交渉の末にやっと辺野古への移転が決まり、環境アセスメントも始まっていました。

 そこに降って湧いたような昨夏の衆院選での「国外、少なくとも県外」という鳩山代表の公約です。地元の人が期待するのも無理はありません。選挙に勝つためとはいえ罪な事を言ったものです。

 私の地元に新田原基地があります。訓練で大空を飛ぶ戦闘機の爆音でしばしば会話が中断します。学校の授業も影響を受けます。住宅防音も充分ではなく常に予算陳情を受けています。しかし、沖縄に比べれば贅沢は言えない気持ちにもなります。

 鳩山首相の言葉は重く、沖縄県民の心を元に戻すのは容易な事ではありません。米側の日本に対する信頼は地に落ちました。米の信頼を取り戻すのも容易な事ではありません。いったいこれからどう決着をつけるつもりなのか。普天間固定というのは最悪の事態です。なんとか現行案で沖縄の県民に納得してもらわなければなりませんが、鳩山首相ではもう無理でしょう。

 沖縄の人と話すと、日本の安全保障と東南アジアにおける平和安定に対する沖縄の地政学的な重要性を認識している人は多いです。しかし、今や反安保、反政府と化した観のある沖縄でそれを声高に言うには偏向した沖縄の報道空間の中では無理があります。

 民主党の選挙インデックスでは沖縄に一国二制度を導入するとしています。香港が英国から中国に返還されたときの手法です。彼等は沖縄から中国にもっていこうと考えているのでしょうか。沖縄の人がそれを望んでいるとは考えたくもありませんが。

 沖縄でまともな事を言えなくした鳩山首相、連立離脱すべきは公約を破った民主党の方です。福島党首が気の毒との声もあります。しかし、もっと気の毒なのは、すべてが政局、選挙がらみで、県民不在の沖縄、安保不在の日本国民ではないでしょうか。

 27日の全国知事会で、鳩山首相は尖閣諸島について「帰属問題は日中間で議論して結論を見出してもらいたいことだと理解している」と述べました。恐るべき無知。尖閣諸島は古来から日本の領土です。「領有権問題は存在しない」というのが日本政府の一貫した見解です。領土問題での常識をも理解していない鳩山首相。

 「常時駐留なき安保」の持論は封印しているのだそうです。安全保障のイロハも解しない首相は一日も早く退陣してもらわないと日本が危ない。

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2010年5月28日 (金)

全国からのご支援に感謝申し上げます(口蹄疫について)

 こんにちは、中山成彬です。
 
 宮崎県の口蹄疫の感染が止まりません。連日報道されていますが、既に殺処分が終わった農家も、埋却地が見つからず、殺処分されるまで牛豚に餌をやっている農家も本当に大変です。感染予防のため、出入りもままならず孤独感が深まっています。担当部局の職員から現場の作業員まで疲労困ぱい、まさに、極限状況です。

 人が集まる行事は全て中止、地元商店街は人通りもまばらでゴーストタウンのようになっています。このままでは地域経済も死んでしまいます。

 周囲10㎞から20㎞以内は感染が出ていなくても、全頭、ウィルスの増殖を防ぐためワクチンを打ち、殺処分という国の方針が出されました。しかし、ワクチンは打ったものの、解体しようにも感染地域内に処理場はなく、埋却地も見つからず、補償はどうなるのか、一体いつになったら終息するのか、先が見えない焦燥感が宮崎県全体を覆っています。
 
 先日報告しました、県家畜改良事業団から隔離された6頭のエース級の種牛から1頭の感染が見つかり、22日殺処分されました。『忠富士(ただふじ)』といって、県内外から嘱望されていた、私が一番残ってほしかった牛でした。残念でたまりません(写真『忠富士』)。
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 残りの5頭は経過観察中ですが、今のところ陰性だそうです。悪い知らせがこないかと毎日ハラハラしています。1頭の種牛を育てるには、6、7年かかります。畜産県宮崎の過去100年の長い歴史の成果がここに凝縮されており、宮崎の宝であり、国の宝です。何とか感染なしで生き延びてほしい。

 それにしても、今回の口蹄疫についての政府与党の対応は冷たかった、遅かったと言わざるを得ません。今、民主党政権は脱官僚、政治主導ということで役人は指示待ちになっています。労組出身の旧社会党の赤松農水大臣は口蹄疫対策を放置して、キューバ革命の英雄カストロの弟、カストロ議長に会うことを優先しました。およそ農業についての理解も愛情も無いのでしょう。

 15年前の阪神淡路大震災の時の村山総理(当時)も社会党出身で自衛隊の出動に躊躇し、たくさんの犠牲者を出しました。出動命令が下されず、待機を余儀なくされていた松島悠佐(ゆうすけ)中部方面総監(当時)のテレビに映った悔やし涙を思い出します。
 
 なぜ、非自民政権の時に、社会党出身の議員により、国民が犠牲にならなければならないのか、巡り合わせの不幸を思います。これは人災というより政(治)災というべきものです。

 政府与党の冷たい対応にも拘らず、全国に温かい支援の輪が広がっています。各地で宮崎県の農産物を主体としたフェアーが開かれ、スーパー等に義援箱が設けられ、県にもたくさんの方々からのご芳志が届いています。温かいお心に感謝申し上げます。

 私も旧知の日本プロゴルフ協会の理事である倉本昌弘プロを通じてお願いしましたところ、全国のゴルフ場関係の施設に募金箱を置き、また6月初めのシニア選手権からトーナメント会場に募金箱を置いてもらえる事になりました。関係者の素早い対応に心から感謝申し上げます。

 宮崎牛はご承知のように松阪牛とか神戸牛等になっています。打ちのめされている畜産農家にもう一度立ち上がる元気を出してもらわなければなりません。黒毛和牛の牛肉がこれからも食卓に上り、豊かな日本人の食生活を彩ることができるように、全国の皆様のご支援を宜しくお願い申し上げます。
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2010年5月27日 (木)

おごるな日教組、自分の子供のことも考えて

 おはようございます。中山成彬です。いつも私のブログを読んでいただき有難うございます。

 横浜市の教職員らで組織する「横浜市教職員組合」(日教組の下部組織)が、横浜市の教育委員会が昨年8月に採択した中学社会の歴史教科書を使わない独自の「授業マニュアル」を作成し、1万人以上の教職員に配布していることが明らかになりました。(産経新聞5月18日付)
 
 日教組は永年、教科書採択に当たって、自分たちの推薦するいわゆる「自虐教科書」を採択するよう、採択権のある教育委員等にひどい場合には無言電話やかみそりを同封した手紙を出すなど、陰に陽に悪質な妨害活動を行ってきました。

 しかし、採択された教科書を使わないで、憲法問題や戦争について、自分たちの主張だけの資料で授業するように指示しているというのは初耳で、そこまでやるのかと驚くと同時に怒りの気持で一杯です。    

 そもそも授業は、採択された教科書を使うことが法律で義務付けされており、明らかな法令違反であり市教委は組合に警告を行っているそうです。

 私は日教組発言で国交大臣を辞任しましたが、私が日教組問題にかかわりを持ったのは、日本の歴史教科書が東京裁判史観に基づく、「従軍慰安婦」とか「強制連行」とか、ありもしなかった事柄を記述したいわゆる自虐史観に満ちており、この偏向教科書を勧めているのが日教組であるということを知ってからでした。

 3年前の参院選で、山梨県の高教組は、民主党幹事長代行の輿石東氏の選挙運動で教職員から違法な献金を集めましたが、当時処分された組合員が今春、教頭に出世しているそうです。小林千代美議員を巡る北教祖の選挙違反は、1審で有罪判決が出、また、1600万円の政治資金規正法違反事件も裁判中です。北海道では教職員組合の選挙運動が常態化し、選挙のたびに教職員に票集めのノルマが課せられているといわれます。

 小中学校の成績評価が以前の相対評価から絶対評価に変わり、担任の主観が入る余地があり、それが進学の際の内申書に反映されますから、保護者は子供を人質に取られているのと同然です。教員の選挙運動は禁止されていますが、罰則がなく、野放しになっています。

 学校現場では、一部の過激な組合員が主導権を握り、まじめに子供達と向き合っているほとんどの教師達は迷惑しているのが実情です。

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 「教育に政治的中立などありえない、政治から教育を変えていく」(民主党 輿石東参議院会長)、「選挙の時の支援に感謝し、日教組と共にこの国を担う覚悟だ」(鳩山由紀夫首相)。教育は政治的に中立でなければなりません。民主党はとんでもない事を考えているのです。

 私が提唱した“ゆとり教育の見直し”がやっと軌道に乗ろうとするとき、政権交代となり、日教組の影響力が強まり、日教組のいやがる全国一律の学力テストが一部の抽出テストとなり、ダメ教員を教壇から排除する教員の免許更新制が廃止され、道徳教育の副読本「心のノート」が事業仕分けされました。日教組による日教組のための日教組教育が進められようとしているのです。

 「何も武装闘争などする必要はない。共産党が作った教科書で社会主義革命を信奉する日教組の教師がみっちり反日教育を施せば、3、40年後にはその青少年が日本の支配者となり、指導者となる。教育で共産主義革命は達成できる」(昭和27年、日本共産党幹部 志賀義雄)。まさに、無血革命(鳩山首相)が成就したのです。

 永年自虐教育を進め、子供達から日本を駄目にしようとしてきた日教組を始めとする左翼陣営は今、自分達の天下が来たと快哉を叫んでいることでしょう。彼らは一体、これから日本をどこに連れて行こうと考えているのでしょうか。

 教科書で、学校の授業で、本当の日本の歴史を教えられない日本の子供達は日本人としての誇りと自信を持てないでいます。一方では過激な性教育、ジェンダーフリー教育を行ない、まともな教育を行っていない日教組の組合員達。彼らにも子供はいる筈です。日本の社会が良くならなければ自分達の子供の幸せもない筈なのに。

 早く何とかしないと日本が本当に滅びてしまいます。

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2010年5月24日 (月)

もう総辞職か衆参同時選挙しかない

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 こんにちは、中山成彬です。

 「今年の納税申告期、税務署の窓口は大変でした」税務署の人が語る。「鳩山総理が嘘をついていることは誰でも分かる。その総理からきちんと納税して下さいと言われても、税金なんか納める気になれないよ」「税金はバレたら払えばいいんだろう」30分くらい散々嫌みを言われた後、申告書を提出される人が多かったそうだ。

 小沢幹事長の土地購入を巡る疑惑といい、政権与党のトップ二人が善良な納税者のモラルを壊している。

 北海道5区の小林議員は選対の責任者が公職選挙法違反で有罪判決を受けても、日教組の幹部が政治資金規正法違反で起訴されても辞めるとは言わない。小沢幹事長の元秘書の石川議員は起訴されても居座っている。中井国家公安委員長は女性問題で批判されても受け流している。

 少なくとも、自民党政権時代はこれ程ひどくはなかった。潔く議員を辞職し、役職を辞任したものだ。自民党の追及が甘いのか、マスコミがしつこく追及しないからなのか分からないが、政治家としてのモラルの欠如は国民のモラルの低下に繋がっていく。

 鳩山首相は口を開くたびに「国民の思い」を繰り返す。小沢幹事長も「国民の生活が第一」と言い、自分が国民のことを一番良く分かっているかのように「国民のため」を大義名分にする。

 一方では、山岡国対委員長が「普天間問題は国民の生活と関係ない」と、つい本音が出て、地元沖縄の市会議員にやり込められた。そもそも、「国民のため」とか、「平和、人権、福祉」とかいった、誰も反対できない言葉を多用する政党や政治家はあまり信用しない方がいい。

 それにしても、選挙に大勝して政権交代したのだから何でも許されるのだといわんばかりの言動には「ちょっと、それは違うよ」と言いたくなる。昨年末、天皇の国事行為に関する小沢氏の発言には驚かされたが、「天皇の象徴としての地位は主権者たる日本国民の総意に基づく」と憲法に書いてあっても、それは一回だけの選挙の結果(総意?)ではなく、過去、現在、未来の日本国民の総意に基づくものなのである。権力者たる者は、その権力の行使に当っては、ひたすら謙虚でなければならない。

 鳩山内閣の支持率が急降下し、20%を切る水準にまできた。しかし、かつて、「神の国」発言で森元首相の支持率が11%、消費税を導入した竹下元総理の支持率が消費税並みに下がったことを思えば、まだまだ高い水準ともいえる。昨年夏、政権交代を実現させた国民の余熱がまだ残っているということだろうか。

 鳩山首相は普天間問題でついに進退窮まったと思う。そもそも、子供手当て5兆6000億円や高校の授業料無償化は民主党ぐるみの選挙買収である。(個々の選挙では1000円でも選挙違反)あれほど騒いだガソリン税を下げないなどは国民を騙した詐欺罪と考えるべきでなかろうか。

 ここまでくると、鳩山内閣総辞職というより、衆議院を解散して衆参同時選挙を行い、もう一度国民の審判を仰ぎ直すべきだと考える。

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2010年5月20日 (木)

一日も早く民主党政権を終わらせないと日本が危うい

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こんにちは、中山成彬です。

 毎日報道される政治のドタバタ劇、もううんざりしてテレビを消す人も多いと聞きます。鳩山首相の迷走ぶりは呆れて何もいう気もしないが、あれだけ前言を翻しても恬(てん)として恥じないというのは性癖というより一種の病気だろうか。
 
 地方を回ると、少子高齢化と雇用の減少で地域経済は元気がない。中心市街地はシャッターが閉まり人通りも少なく、このまま衰退して行くのかと慄然と立ちつくしてしまう。景気回復とか経済成長には全く関心のない民主党の財源なきバラマキ政策を続けていては日本経済全体が沈没してしまう。
 
 私が政治生命を賭けて訴えてきた、「民主党政権では外交、防衛、教育、経済政策に問題があり、日本の安全を危うくし、国力が衰え、美しい国柄が失われていく」という懸念がまさに現実のものとなって来ている。
 
 外交的にはアメリカとの信頼関係が日々失われ、国益が損なわれている。日米安保は日本を守ると同時に、日本が軍事的強国にならないよう、核武装しないように日本を封じ込めておくという「瓶のフタ」論というのがある。米中間でもそれくらいのことは当然話し合われている筈だ。アメリカは「それ程日本から嫌われているなら、いっそ日本は中国に任せよう」という気持ちにならないだろうか。
 
 必要だが、自分の近くには設置してほしくないというゴミ処理施設と同じように基地を考えてはならない。韓国の哨戒艦の沈没が北朝鮮の仕業であることが公表された。中国の艦船がこれ見よがしに日本近海を動き回り、領海侵犯をしているのにろくな抗議もできない日本の現実を直視しなければならない。
 
 民主党がダメだということは分かった。しかし自民党は頼りないし、今のままの自民党では、支持できないと言う人も多い。新党ブームもシングルイッシュー党だったり、政界再編の主導権狙いだったりで、国民の期待と信頼を得るに至ってない。夏の参院選まで2ヶ月、これからも何が起こるか分からない日々が続くが、ここに来て、私には新たな不安が湧いてくる。
 
 鳩山内閣が誕生して8ヶ月、さまざまな政治課題がマスコミを賑わしてきたが、今日に至るまで、総理と幹事長を巡る政治とカネの問題、普天間問題が終始国民の関心を集めてきた。結果、本来民主党政権が成立させようとしていた外国人地方参政権法案、選択的夫婦別姓法案、人権擁護法案など、私から見れば、日本の国が日本でなくなってしまう、いわば「日本解体法案」ともいうべき法案が国民の前に提示されずにきた。これらの法案が国会に提示されれば、国民の関心と理解も深まり、少なくとも自民党議員はバッチを賭けて反対してくれる筈であった。その機会がないままに参院選を迎えそうだ。
 
 これからも支持率が下がっていくと、小沢氏は鳩山首相を代えるとか、内閣改造を行うことを考えるだろう。そうなると、民主党に甘いマスコミは又、ヨイショを始めるであろう。目くらましをくらった中で参院選を迎え、民主党が過半数を制するということになれば、その後に予想されるのは小沢強権政治であり、日本解体法案の成立と共に日本は一挙に亡国の途を辿ることになるだろう。
 
 新党乱立は民主党を利するだけである。民主党の単独過半数を阻止するには、やはり自民党が中心となって、保守陣営が一つになって戦うしかない。今、自民党には日本の将来がかかっていると言っても過言ではない。自民党は早急に国民の信頼と求心力を取り戻さなければならない。

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2010年5月18日 (火)

超人大陸取材を受けて

 おはようございます。事務局です。

 先週、本人が「超人大陸(インターネット放送)」の取材を受けました。

 その動画が、超人大陸ホームページでアップされましたので、是非ご覧ください。
 (注意)パソコンからは見れますが、携帯電話からはご覧なれません。

詳細はこちら↓
http://www.choujintairiku.com/nakayamanari/nakayamanaridatominshu.html

※クリック後、動画が流れるまでしばらく時間がかかりますのでご了承ください。

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2010年5月17日 (月)

再び口蹄疫について

 こんにちは、中山成彬です。

 柔らかい新緑に覆われた初夏の宮崎で、この世の出来事とは思えないような家畜の大量屠殺が連日繰り広げられています。生き物を相手にする人達は心優しい人達です。手塩にかけて育てた牛や豚が目の前で殺されていく農家の方々のお気持ちは想像するに余りあります。本来はその命を救う筈の獣医さん達の心中も察せられます。
 
 私は幼い頃、病気で苦しんでいる馬を診てもらうために、夜中に父親の使いで獣医さんを呼びに走った事がありました。駆け付けてくれた獣医さんが神様に見えたものでした。
 
 宮崎県は平成7年、5年に1回開かれる全国和牛能力共進会で、9部門中7部門で優勝を果たし、宮崎牛の名を全国に轟かせました。その宮崎牛の基盤を支える種雄牛を保管している県家畜改良事業団でも口蹄疫の感染の疑いのある牛が確認され、259頭の肥育牛と一緒に種牛49頭が殺処分される事になりました。
 
 幸運にも、その直前に最も優れた種牛六頭が特例的に安全地帯に隔離されていました。これが今宮崎牛の最後の頼みの綱になっています。今後の経過を見なければなりませんが、長年かけて築いてきた宮崎ブランドが存亡の淵に立たされているのです。何とか感染から逃れていて欲しいと祈るばかりです。
 
 それにしても、既に報道されているように、政府の対応は遅く、真剣味を欠いたものでした。10年前に発生した時は、自民党の農林族が農水省の事務方を説得して、直ちに100億円の予算枠を設け農家を安心させ、徹底した隔離対策を講じて、730頭の発生のみで短期間で終了させる事ができました。
 
 今回の対策が遅れたのは何故か。これからその感染経路を含めて検証されなければなりませんが、農水大臣が全くの門外漢だったこと、脱官僚を掲げ、事務方と意志疎通が出来ていないこと、そもそも「国民の生活が第一」といいながら、民主党は地方の農家のことなど眼中にないのではないかと疑わざるを得ません。
 
 族議員は批判される事もありましたが、政治家も育てる必要があるのではないでしょうか。また官僚を越える政治家がそんなにいる訳がありません。長年その道に携わってきた官僚達を使いこなす視野の広い政治家こそが必要なのではないのかと思います。今夏の参院選にスポーツ界や芸能界から知名度頼みの立候補が相次いでいますが、考えさせられてしまいます。
 
 口蹄疫は人間には感染しません。今宮崎はひっそりと息を潜めて生活しています。このままでは地域経済も死んでしまいます。どうか全国で宮崎県の農畜産物を購入して頂き、宮崎を元気づけていただきたい、切なるお願いです。
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2010年5月14日 (金)

1日も早い口蹄疫の終息を

 こんばんは、中山成彬です。

 今日は昭和57年、私が政治家を目指して宮崎に帰って来た最初からの支持者であった方の葬儀に参列してきました。

 長寿の日本でも男には珍しい95歳の長命でした。5月2日にそれこそ生涯で初めて入院され、10日間の闘病生活で肺炎のため静かに息を引き取られたそうです。昭和35年に43歳で死んだ私の父の2年先輩でした。

 農業一筋、市の選挙管理委員長等の公職も勤められた人望の厚いお方でした。戦場の惨禍も経験されながらいつも笑顔を絶やさない穏やかな人柄で、見事な一生だったと思います。

 初夏の柔らかい新緑に包まれた一年の内でも一番生きている事の幸せを実感する季節に、一生仰ぎ見て過ごされた高千穂の峰がくっきりと見える快晴の中で旅立って行かれました。30年近い長い間のご支援に心から感謝申し上げ、ご冥福をお祈り致します。

 帰りにいつも牛の競り市が行われる処に寄りました。そこには230頭の牛が係留されたままになっています。4月末のセリでせり落とされた子牛が直後の口蹄疫の発生で売却先に搬送も出来ず、狭い牛舎に閉じ込められているのです。

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 餌代も馬鹿になりませんが、宮崎県は今後競り市を開く予定も立たず、いつ終息するのか分からない中で関係者の焦慮の色が濃くなっています。

 発生地の川南町周辺の状況は悲惨だそうです。毎日発生が拡大し要処分頭数が増えていきます。大切に育てて来た家畜が発症し、殺処分しなければならない農家のやる瀬なさは言うまでもありません。

 感染が心配で訪ねてくる人もいない孤独感の中で、必死に消毒に努めておられる農家の方の心労も察せられます。

 処分作業に携わっておられるJA職員始め沢山の作業員の疲労も極限に来ていると聞きます。初動態勢の不備等も指摘されていますが、今はとにかく一日も早い終息を祈るしかありません。

 国の方でも畜産農家がもう一度立ち上がる元気が出るように最大限の支援策を講じなければなりません。

 地元でも義援活動が始まっていますが、私の処にも宮崎産の野菜を買いました、少しでも宮崎の支援になればと思って等と、メールが届いています。有り難いことだと感謝しています。

 ほんとに降って湧いた災難です。個人の交通事故から地震災害など大なり小なり私達は常に何が起こるか分からない世界に住んでいます。

 社会的にも国家的にも同じ事です。起こってからではもう遅い事に日頃からしっかりと万全の対応をしておかなければなりません。

 平成7年1月の阪神大震災、何しろ初めての経験じゃったからと言い訳され、自衛隊を認めない党出身の総理が自衛隊の出動を躊躇され、亡くならなくてもいい沢山の方が犠牲になられました。

 鳩山総理の言動を見ていると、一国のトップになろうとする人はそれなりの勉強と覚悟が必要なのだという、当然の事を改めて痛感しています。そうでないと国益を損ね、国民にとって取り返しのつかない事になります。

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2010年5月12日 (水)

ブログ開設しました。

 こんにちは、中山成彬です。

 日頃より皆様方のご支援に心から感謝申し上げます。

 さて、この度、私のブログを開設しました。日々起きている世の中の状況など、私の考え等をこのブログを通しても皆様方に発信していきたいと考えています。

 「中山成彬 公式サイト」同様、この「中山成彬ブログ」も宜しくお願いします。

 ※あらかじめ、これまで私のホームページにも掲載しました記事を一部、過去のデータとしてこのブログにも掲載しましたので、ご覧頂ければと思います。

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2010年5月10日 (月)

「過去現在未来塾」の活動状況について

 こんにちは、中山成彬です。

 4月10日の「過去現在未来塾」発足後、4月25日に塾長の私と伊藤玲子さん(元鎌倉市議)による講演会を沖縄にて開きました。

 当日は普天間問題の大集会にぶつかりましたが、約300名の方々が参加され、懇親会までセットされていました。沖縄にも憂国の士がたくさんいらっしゃることが分かり、大変心強く思いました。

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今後の活動予定

①5月22日に神奈川県藤沢市にて

 中山成彬と中山恭子が神奈川県藤沢市で語る

 日時:平成22年5月22日(土)14時~17時
 場所:藤沢市建設業会館 4階
 参加費:1,000円
 主催:「日本の安全保障と歴史教育を考える会」

 第1部
  「拉致問題と国家のあり方」
  講師:元拉致問題担当大臣 中山恭子

 第2部
  「建て直そう日本」
  講師:元文部科学大臣 中山成彬


②6月21日に北海道小樽市にて

 拉致と教育問題を語る夕べ(仮)

 塾員登録頂いた北海道小樽の有志の方々から申し出があり、小樽市民会館で講演会の開催が決まりました。
 海道は、日教組に支援を受けている小林千代美衆議院議員や、小沢一郎民主党幹事長の元秘書で今年1月に逮捕起訴された石川知裕衆議院議員の地元でありますので、道民の皆様と突っ込んだ対話ができればと願っています。

 日時:平成22年6月21日(月)18時~
 場所:小樽市民会館 大ホール
 講師:元文部科学大臣 中山成彬/元拉致問題担当大臣 中山恭子


が予定されています。

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2010年5月 7日 (金)

「真の保守だけが日本を救う」を読んで

 こんにちは、中山成彬です。

 今回、「真の保守だけが日本を救う」の出版にあたり、読者より多数のメールやFAXで感想を頂いております。購読していただいた皆様に心から感謝申し上げます。ここで一通、メールをご紹介させていただきます(ご本人からご了解いただいております)。

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 「真の保守だけが日本を救う」を読み終えました。ページを開いて読み進めるうちに途中で止められなくなる程、圧巻の内容でした。いかに自分が国政の真実を知らずにマスコミの表面的報道に流されていたかに気付かされました。私自身、日本の国家のあり方について、正直関心が薄かったのですが、あまりにも自分の無知が情けなく思うと同時に、有権者として無責任であったと反省しております。このまま行くと日本は本当にヤバいですね。かといって容易に変えられる問題でもありませんし、政権が自民党に戻っても抜本的には変わらないでしょうし…。

 先日、子供手当ての申請書類をもらってきました。将来の借金とみんなが分かっていながらもらうお金…。私の以前住んでいた近くにも「府営外車」がありました。国防についても以前から危機感を抱いていましたが、田母神さんの指摘はそれ以上の危機感を抱きました。防衛力と外交力の関係は私もその通りだと思います。本当に本当に考えさせられましたし、現状により大きな危機感を抱きました。

 私は1974年、ちょうど田中角栄内閣最後の年に生まれ、中曽根内閣以降が記憶に残る世代です。調べてみると1974年は佐藤栄作さんが非核三原則でノーベル平和賞を受賞された年だったのですね…。我々30代は永らく政治に裏切られ、政治に興味を失い、無関心になってしまった世代だと思います。ただ、本にも書かれていましたが、海外に出ると、「日本政府の不甲斐なさ」を感じずにはおれません。

 仕事でよく行く上海では、反日感情は全く感じない代わりに、日本人をバカにしている感情や軽視する感情を感じます。多くの上流上海人は情報も国際化されつつあり、中国の偏った教育もある程度分かった上で、損得感情で常に自分が損をしないやり方・考え方をしているように思います。その意味で、教育は教育、目先のお金はお金という割り切りが伺えます。自虐教育で萎縮した日本人と違った、ある意味堂々とした振る舞い(したたかさ)が上海人からは感じられます。中国からは国際社会での生命力の強さを感じ、日本からは弱さや搾取されている感じを受けてしまいます。

 もっと日本人が自国に誇りを持ち、自国を諦めず、政治に関心を持ち、マスコミに煽られず、自分で考えられるようにならなければいけませんね。そして国際社会でも堂々としなければと、自戒の意味も含め、そう思います。そのために正しい情報や視座が必要となり、このような"本物の"書籍は大きな力になると思います。これからもこのような素晴らしい書籍を世に出していただきたいと願います。

 私は、まずは子供の教育と日本で生活する上での将来の安心・安全が一番の関心です。個人的には国内経済は諦めており、中国でいかに成功するかに興味が移っております。ただ、中国で仕事をしながら、自己や自社の利益を追求することが国益に反するかもしれないという微妙な事象も今後起こりうると思いながら、果たして自分が国益を優先した行動をビジネスマンとして取れるかというと疑問です。

 例えば、中国のファンドと組んで、日本企業をM&Aするという話もあり、現実的にその波はますます大きくなると思います。ビジネスマンとしてはそこに乗っかってしまいますが、中国企業が欲しいのは日本のブランドと技術とオペレーションノウハウだけで、M&A後に日本企業を解体するというアメリカ的M&Aをするのは目に見えています。すなわち、資本の論理で日本の技術基盤を解体することになり、日本の国益には反すると思います。

 しかし、ビジネスマン的にはこの流れに抗えないとも思いながら、急激に日本国家への想いが沸き上がってきました。私のような立場で、日本のビジネスマンが知らないうちに自己や自社の利害を追求した結果、国益を損なっていることがあるのではとも考えるようになりました。これは、日本の政治・経済が情けなく、国内ではビジネス機会が生まれにくくなってしまったからと言ってしまえばそれまでかもしれませんが…。

 いずれにしても、「今」が良くないのは誰の目にも明らかですが、「代わり」がいないのも事実で、だからこそ、中山元大臣のような方に日本の復活を先導していただきたく、庶民の一人としては願っています。


金海裕市(36歳、コンサルタント業)

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日教組が日本をダメにしています。

 建て直そう日本・女性塾 幹事長 伊藤 玲子

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 かつて日本は世界から高い道徳性を賞賛され、諸外国から尊敬を集めた国でした。その日本が現在はどうでしょう。

 人を信じることの出来ない荒んだ心、子供から大人に至るまでの非行、暴力、殺人、子供への虐待、親殺し等々の報道が毎日後を絶ちません。日本はまさに崩壊の危機に直面していると思います。「こんな日本に誰がした!」私の叫びでございます。

 色々な要因があろうと思いますが、第一に言えることは、戦後の日教組支配の教育と、一部を除くマスコミと私は断言します。私は4期16年鎌倉市議を務めさせて頂きました中で、日教組が支配する学校現場が反国家と左翼思想の巣であることに異議を唱え、裁判も起して日教組と戦って参りました。今も尚、戦い続けております。

 日教組の運動方針には東京裁判史観に立って、国旗・国歌に反対、道徳教育に反対、天皇を中心とする我が国の歴史の全面否定、歴史、伝統、文化を破壊し、日本国家解体を目指すと明記されています。そして、護憲、反安保、反基地、反自衛隊、子供の権利条約、過激な性教育の実践、男女混合名簿、選択的夫婦別姓等を掲げています。

 更に、学校現場に於て国家とか国民とか国という言葉はタブーです。子供たちから国家という意識を無くそうとしています。そして規律・規範を教えず自由のみ教える教育、義務と責任を教えず、権利のみを教える教育、そして平等を全てとした教育です。

 このように日本国家の破壊に向って、子供たちから日本をダメにしようとしている教育が未だに続いています。いじめ、不登校、青少年の学力低下、無気力、無感動、無関心、恥ずかしい行いも分からない子供たちが育つのも当然です。

 更に、大人社会の「うそ、ごまかし」の恥ずかしい事件も、この戦後教育の倫理、道徳感の欠如の現れだと思います。教育は人を作ります。つまり国民を作ります。その国民が国家を作るのです。

 この実態を私は平成6年から平成15年まで10年間、歴代の文部大臣に「子供たちが学んでいる学校現場の日教組支配を断ち切らなければ日本の教育はよくなりません。更に日本の将来も心配でございます」と訴え続けました。しかし、どの大臣からも反応がありませんでした。訴え続けて11年目、平成16年10月、中山成彬文部科学大臣がようやく真正面から受け止めて下さいました。

 大臣自身も精力的に学校を見に行かれ、就任3ヶ月後の平成17年1月19日、「『ゆとり』大転換、文科相 土曜日も活用、主要教科の授業時間拡大」と発表されました。つまり、これまでの日教組の方針を180度転換する(当時の新聞より)ということです。そして「教育再生」の道を開かれたのが、中山成彬先生でございました。

 そして、平成18年12月、教育基本法等々が改正され、教育の正常化が緒につき、これから成果が期待される中、昨年8月の総選挙で危惧されていた「社会主義的民主党政権」が誕生してしまいました。最悪の政権です。日教組のトップである山梨高教組出身の輿石東氏が民主党参議院会長であり、民主党幹事長職務代行です。日教組が政治を牛耳るまでになってしまいました。早速、全国学力テストや教員の免許更新制が否定されました。心のノートという道徳教育の副教材も事業仕分けされました。私は無念でなりません。これから日本は亡国の道をまっしぐらに進んで行くのでしょうか。

 私は自民党に不満は山程ありますが、戦後日本が平和の中に繁栄できたのも、アメリカのバックアップがあったにせよ、自民党の功績だと思います。私は日本国民としてこの日本を守って行きたいのです。「日本を失いたくない」「日本の国が大事」この思い一筋でございます。中国や北朝鮮の仲間入りをしたくはないのです。

 昨年の総選挙で国民の多数が民主党を支持しました。自民党にお灸をすえるつもりもあったかも知れませんが、民主党はマニフェストにない法案、しかも日本国家解体の法案を堂々と出してきます。国民との約束違反であり、人の道もわきまえない民主党であり、民主党議員です。

 財源の保証もないにもかかわらず、子供手当てを始め、あれもこれもと支給します、国民にお金をあげますと馬鹿にした民主党です。又、その民主党を喜んで支持しようとする国民のあさましい精神に私はかっての日本はこの様ではなかったと残念でなりません。

 日本は戦後めざましい経済発展を遂げ、豊かな生活になりましたが、大事な目に見えない精神性を失い、目先の物、金が優先する国になってしまいました。これは亡国の道をたどることになると思います。

 生活も年金も勿論大事なことですが、その前に国家が安泰で堅持されなくては生活も年金もありません。私は国家の安泰こそが国民への大きな福祉と考えます。それには国家を支えているのは自分達であるという認識、国民の自覚が必要です。戦後60数年、今、国民に国家という意識が希薄になっていると思います。世界の国々を見ても、どんな貧しい国でも国民は誇りを持って、ハリネズミのようになって自分の国を守っています。自分の国をその国民が破壊しようとしているのは日本だけです。

 皆様、国家を支えるのは国民であるという自覚を私達一人一人がしっかり持とうではありませんか!

 先ず、今大切なことは国土と国民の生命と財産を守る為の安全保障、つまり国防です。また、未だに占領軍に押しつけられたままの憲法では独立国としての「体」をなしていません。自主憲法の制定が必要です。そして何より教育です。この3本柱を中心に、そして東京裁判史観から脱却し、日本の歴史の真実から日本国家再建に取り組まなければならないと考えます。

 皆様、日本国再建に向けて世論を盛り上げて参りましょう。

(元鎌倉市議会議員)

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平成22年4月25日(沖縄にて)

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